鍵盤ハーモニカケースを手作り 〜斜め掛けできるバッグを2年間使ってみた〜

小学校の入学準備で、レッスンバッグや体操服袋などと一緒に作ったのが、鍵盤ハーモニカケースです。
といっても、学校から用意するように指定されていたものではありません。
鍵盤ハーモニカにはもともとハードケースが付いていますが、入学後は何かと荷物が多そう。

「肩から掛けられるケースがあったら、登下校のときに便利なんじゃない?」と思い、ハードケースごと入れられるバッグを作ってみました。

実際に長女が小学1〜2年生で使ってみると、持ち運びだけではなく、私が想定していなかった使い方までしていたことが判明(笑)
今回は、学校指定ではない鍵盤ハーモニカケースを作った理由やデザインの工夫、実際に2年間使ってみて分かったことを紹介します。

目次

学校指定ではないけれど、持ち運び用に作りました

長女の学校では、鍵盤ハーモニカ用のバッグについて特に指定はありませんでした。
購入した鍵盤ハーモニカにもハードケースが付いているので、そのまま持って行くこともできます。

ただ、入学してからの子どもって、とにかく荷物が多い。
特に長期休暇の前後になると、手提げや学校用品など、いろいろなものを持って帰ってきます。

そこで、両手を少しでも空けられるよう、斜め掛けできる仕様にしました。

ハードケースの持ち手をそのまま手で持つより、肩から掛けられる方が持ち運びやすくなります。
また、ハードケースのままだと持ち歩いているうちに、どこかにぶつけてしまうことも。

ハードケースごと布で覆えるので、持ち運び中の傷やぶつけたときのダメージも多少防ぎやすくなります。

学校ではみんなの鍵盤ハーモニカを並べて保管していたようなので、ケースが目印になり、自分のものも見つけやすかったのではないかなと思います。

鍵盤ハーモニカの持ち運び方や学校での保管方法は、学校によって異なります。
ケースを用意する場合は、学校から持ち物について指定がないか確認してみてください。

鍵盤ハーモニカは学校購入とネットを比較

長女が使っていたのは、YAMAHAの鍵盤ハーモニカです。

学校でも同じものを購入できましたが、わが家ではブラックフライデーの時期に、少し早めにネットで購入しました。

入学準備では鍵盤ハーモニカだけでなく、クレヨンなども学校購入品のメーカーを確認。
同じ商品を自分で用意しても問題ないものについては、ネットや近隣のお店と価格を比較していました。

同じ商品でも、セールやクーポン、ポイント還元まで含めると、自分で購入した方がお得なこともあります。

一方で、防災頭巾やお道具箱、粘土板など、学校から販売されているものでも、細かな指定がなく自由に選べるものは、好きな色や柄、使いやすそうな機能で選びました。

学校でまとめて購入できる学用品でも、同じものを自分で購入できる場合があります。

学校によってルールが異なるので確認は必要ですが、自由購入できるものなら、学校購入・ネット・実店舗を一度比較してみるのもおすすめです。

ハードケースごと入る大きさにしました

完成サイズは、

横48cm × 縦21cm × マチ7cm

YAMAHAの鍵盤ハーモニカを、付属のハードケースごと入れられるサイズです。

表地にはキルティングを使っていますが、接着芯は入れていません。
そのため、中身が入っていない状態では少しふにゃっとします。

子どもによっては、もう少ししっかり自立する方が入れやすいかもしれませんが、長女が使っていて特に「入れにくそう」と感じることはありませんでした。

ケース自体を軽くしたかったこともあり、わが家ではこのくらいで十分でした。

ミッキー柄+星キルトで入学グッズとお揃いに

表地には、家にたくさん残っていたミッキーのバルーン柄のキルティングを使いました。
この生地は、入学時に作ったレッスンバッグや初代の防災頭巾カバーにも使っています。
「絶対にお揃いにしたい!」と計画していたわけではなく、大量に余っていたので使いました(笑)

切り替えには、私が興味本位で購入していたグレーの星柄キルトを。
そして、少しでもかわいさを足したくて、切り替え部分の少し上にレースを付けました。

今回は長女から細かなデザインのリクエストがあったわけではなく、ほぼ私の趣味の範囲。
ただ、当時長女が水色を好きだったので、裏地には水色に白いリボンが入った生地を選びました。

表地がキルティングなので、裏地にはあえて薄手の生地を合わせて、厚くなりすぎないようにしています。

長さ調節できる肩ひもで斜め掛け仕様に

今回、一番付けたかったのが肩ひもです。
長いアクリルテープにDカンや送りカンを付けて、子どもの身長に合わせて長さを調節できる斜め掛け仕様にしました。

【写真:肩ひものDカン・送りカン部分】

入学したばかりの子でも自分に合う長さにでき、荷物が多いときには肩から掛けられます。
ちなみに使ったアクリルテープは、ラメ入り。
入学グッズでも使っていたものです。

そして、Dカンや送りカンを使った長さ調節。
このケース以外ではほとんど作っていないので……

たぶん今作るなら、また付け方を調べます(笑)

一度作っただけでは身についていませんでした。

フタはスナップ付き。表側からは見えないように

開口部はファスナーではなく、フタ付きにしました。
フタも本体と同じミッキー柄で、裏側には水色の生地を使っています。

留め具にはプラスナップを使用。

ここで少しこだわったのが、表側からスナップの取り付け部分が見えないようにしたこと。
フタの表地と裏地を縫い合わせる前にスナップを取り付け、完成したときには取り付け部分が内側に隠れるようにしました。
そのため、縫い代も含めて「完成したときにスナップがどの位置にくるのか」を考えて付けています。

プラスナップの取り付けには、ハンディプレスを使っています。
最初に道具は必要になりますが、位置を合わせてプレスするだけなので、バッグやポーチなどでプラスナップを使うときにも便利。

ハンディプレスとプラスナップがセットになっているタイプなら、これから使い始める場合にも一度に揃えられます。

「プラスナップを頻繁に使うか分からないし、工具まではいらない」という場合は、手で取り付けられる工具不要タイプもあります。

バッグやポーチなどに少しだけ使いたい場合はこちらでも◎

レースの位置は、水で消えるペンで印付け

今回、切り替え部分に飾りとしてレースを付けています。

こういう作業でも、普段使っている仮止めクリップはもちろん活躍。
私はまち針があまり好きではないので、クリップで留められるところは基本的にクリップです。

ただし、今回のように生地の端から少し離れた位置にレースを付けたい場合、クリップが届かないことがあります。

そんなときは……

もう、書きます(笑)

水で消えるペンで、レースを付ける位置に直接印を付けます。

薄い色の生地には、水で消えるタイプ。
黒などの濃い生地には、白い印付けペンを使っています。

【広告:黒い生地などに使っている白い印付けペン】

水で消えるもの以外にも、アイロンの熱で消えるタイプなどがあるので、生地や作るものによって使い分けています。

印付けペンは、商品や生地によって消え方が異なることがあります。
大切な生地に使う場合は、端切れなどで本当に消えるか試してから使うと安心です。

作る前に、まず紙に設計図を書きます

この鍵盤ハーモニカケースは、ひとつのレシピをそのまま使って作ったものではありません。

いろいろなサイトを見ながら、

・鍵盤ハーモニカケースのサイズ感
・切り替えの入れ方
・レースを付けるタイミング
・縫い代をどのくらい取るか
・肩ひもの長さ調節の方法

など、必要な部分をそれぞれ確認しました。

そして、実際に布を切る前に紙へ設計図を書き出します。

「ラメ下に!!」「両端ぬう」など、自分にしか分からないようなメモもたくさん(笑)
私が設計図に書いているのは、仕上がりサイズだけではありません。

縫い代はどこに何cm必要なのか、端から1cmなのか0.5cmなのか、表向きなのか裏向きなのか、どの順番で縫うのか。
頭の中で一度完成までの流れを組み立てながら、紙に書いています。

そして実際に縫ってみて、「ここ違った!」となったところは設計図を修正。
今も何か作るときは、だいたいこの方法です。

作り方はこんな流れ

今回は作り方レシピではないので、大まかな流れだけ紹介します。

レースを付ける
↓
表地の切り替えを作る
↓
フタの表地・裏地にスナップを付ける
↓
持ち手とフタを作る
↓
持ち手とフタを表地に付ける
↓
表地の両端を縫って袋状にする
↓
長さ調節できる肩ひもを作って付ける
↓
裏地を袋状にする
↓
表地・裏地それぞれにマチを作る
↓
中表に合わせ、返し口を残して上部を一周縫う
↓
表に返してステッチをかけ、返し口も閉じる

入学グッズをいろいろ作ったあとだったので、このケースでは大きな失敗ややり直しはありませんでした。
防災頭巾カバーなどで、それまでにそれなりに失敗していましたからね(笑)
経験は活かされました。

一番大変だったのは持ち手をひっくり返すところ

地味に苦戦したのが、持ち手です。

肩ひもではなく、手で持つための短い持ち手はアクリルテープを使わず、本体と同じミッキー柄+水色の裏地で作りました。中表に縫ってから表へ返したのですが、細長いのでなかなか返らない。

そこで使ったのが……

割り箸。

押したりしながら、なんとかひっくり返しました(笑)。

細長い持ち手やひもを表に返す工程は、意外と大変。

専用のループ返しなどもありますが、今回は家にあった割り箸でなんとかなりました。

小学1〜2年生で実際に使ってみました

この鍵盤ハーモニカケースは、小学1年生から2年生まで使用しました。

主に活躍したのは、長期休暇の前後。
学校から鍵盤ハーモニカを持ち帰ったり、休み明けに持って行ったりするときです。

斜め掛けできるので、ハードケースの持ち手をずっと手で持たなくていいのは、やっぱり便利でした。
また、学校ではみんなの鍵盤ハーモニカを一緒に並べて保管していたようです。
ケースに入れておけば自分のものだと見た目でも分かりやすく、ハードケース同士が擦れるのも多少防げます。

2年間使って、持ち手部分には少し汚れが見えるものの、大きな破れやほつれはありません。
今まで洗濯はしていなかったので、次女へ引き継ぐ前には一度きれいにしておこうと思っています。

まさかの「予備バッグ」としても使われていた

そして、私がまったく想定していなかった使い方もしていました。
学期末、大量の荷物を持ち帰らなければならない日に、長女が手提げバッグを忘れたことがありまして。
どうしたのかと思ったら……

鍵盤ハーモニカをケースから出して、空いたケースに荷物を詰めて帰ってきました。

まさかの予備バッグ。

さらに学校では、音楽の教科書なども一緒に入れて、音楽バッグのように使っていた時期もあったらしいです。
別途、音楽バッグ用のトートも持たせていたんですけどね……。

音楽バッグ、別にあるんだけどな……。

横54cmあるので、鍵盤ハーモニカ以外のものもそれなりに入ります。
本来の用途とは違いますが、大きめに作ったことで思わぬところでも役に立ちました(笑)

現在はお休み中。来年は次女へ

小学3年生になった現在はリコーダーを使っているため、鍵盤ハーモニカは自宅にあります。
ケースも一緒にお休み中。
そして来年は、次女が小学1年生。
鍵盤ハーモニカと一緒に、このケースもそのまま次女へ引き継ぐ予定です。(口をつける部分とホースは買い換えます)

2年間使ったものが、今度は妹へ。さらにその先には弟もいるのですが……
このミッキー柄+レース付きのケースを使ってくれるだろうか。まあ、そのときはそのときで。

作り直してもいいです(笑)

鍵盤ハーモニカケースは必要?わが家は作ってよかった!

学校から指定されていたわけではなく、「あったら便利そう」という理由で作った鍵盤ハーモニカケース。
なくても困らないものではあります。

それでも実際に2年間使ってみると、斜め掛けできることで、荷物の多い登下校でも持ち運びやすくなりました。
ハードケースを覆えるので、傷やぶつけたときのダメージ防止にもなり、自分の鍵盤ハーモニカの目印にもなります。

そして、ときには音楽バッグになったり、大量の荷物を持ち帰るための予備バッグになったり。

想定外の使われ方までしていました(笑)

入学準備ですべてのものを手作りする必要はありませんが、「ここがこうだったら使いやすそう」を形にできるのは、手作りの楽しいところ。

来年は次女に引き継いで、もうひと働きしてもらおうと思います。

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